※この戦型の名前がわからず…まだ新しいので名前はないのでしょうかね
この記事で解決できる悩み- 後手番の時の矢倉対策がわかる
- 矢倉の最新型がわかる
この記事の信頼性
- 元奨励会員でアマ六段の実力
- 過去に全国大会の出場あり、現在も継続して研鑽中
当ブログでは将棋の勉強時間があまり確保できない居飛車党のために
最新の型を効率よく把握できる情報を発信しています。

本題へ行きましょう
オープニング
矢倉はしばらく下火でしたが、最近盛り返してきた戦法です。
一時期相居飛車では角換わりだらけでしたが、相掛りや矢倉など
最近は多様な戦法を見かけるようになりました。
矢倉では急戦矢倉に押され気味でしたが、受け止められる手順が発見されました。(下図)
最終手☗68角が86の地点までカバーすることにより、桂ポンは頓挫します。
もちろんどっぷり矢倉に囲うのも一局です。
しかしここでは急戦調の対策を紹介します。(知識量の差で優位にもっていくため)
大きく二つに分かれます。
- 早繰り銀型
- 63銀型 ← おススメ
まずは早繰り銀から見ていきましょう。
ただし、早繰り銀のほうがシビアな戦いになるため、入念な対策が必要になります。
あまりおススメはしません。
早繰り銀
【基本図】
この形を基本図とします。
☖85歩を急いではいけません。※変化1 46角型で苦しむことになります
以下先手番の構想としては大きく2パターンあります。
変化1 ☗46角型
早繰り銀を指したとき私が最も出会った変化です。
早繰り銀は飛車のコビンが弱点になるため角のラインで牽制するのは常とう手段です。
その場合、早繰り銀側は逆手にとって、5筋を狙っていきます。
☗66銀と受ける形に対しては☖85歩と歩交換を狙います。
なおも、☗77桂と65銀を狙ってくる場合は…
☖42銀 → ☗65銀 → ☖55歩 → ☗64銀 → ☖同歩 → ☗55角 → ☖同角
→ ☗同歩 → ☖31玉(後手+200程度)
【変化図1】
難しい形勢ですが、若干後手に振れています。この後は桂頭を狙っていきます。
☗66歩も考えられます。
狙いは単純で、☗65歩と追い返す準備をしています。
以下一例ですが、以下のような手順が想定されます。
☖55歩 → ☗65歩 → ☖同銀 → ☗55歩 → ☖52飛 → ☗58飛 →
☖75歩 → ☗同歩 → ☖56歩 → ☗66歩 → ☖55角 → ☗同角 → ☖同飛
【変化図2】
図では後手+400程度。
しかし、角打ちのスキも多く、玉が非常に薄いです。実戦的に指しづらい形だと思います。
☗46角の対抗策の結論としては以下です。
☗46角に対して対抗手段はあるが、スキが多く指しにくい印象
次は単純に先手側も固める展開を見ていきましょう
変化2 ☗58金
普通の展開ですが、これも後手は嫌な展開です。
先手は角の位置を維持したまま駒組を進めます。
以下一例です。※長いので細かな手順は↓の将棋盤で再生してください。
ほぼ互角の局面です。
後手は銀がさばけて一応意義は達成したのですが、大きな戦果は挙げられていません。
この後の展開は構想力が問われます。
私は方針がわかりづらいと思っているためおススメはしません。
まとめ
先手矢倉に対してまずは早繰り銀の対応策を見ていきました。
形勢を損ねる展開ではないものの、方針が明快ではないため、指しづらさを感じると思います。
というわけで次回の63銀編をお楽しみに~
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