戦型:横歩取り 後手42玉型
42玉型実践できました♪
自身の対局から学ぶべきこと(再掲)
非常につらいことですが、強くなるためには自分の対局を振り返らないといけません。
特に負けた対局は非常につらいです…。
時間が経つほどやりたくなくなるので、例えば大会では対局後に会場で棋譜アプリで記録
しておくことをお勧めします。
何事もそうですが、以下のサイクルを回していくことが重要です。
私が自身の対局を振り返るときに気にする点は二つです。
- 序盤の駒組
- その他、将棋ソフト解析で急激にマイナスになった手
前者に関しては、改善が難しいため、類似のプロの先生の実戦を漁ります。(マンパワーです)
後者に関しては、先生がいれば問題ないのですが、一人の場合はソフト頼りがよいかと。
※ソフトに関しては賛否両論あります。100%信頼というよりかは選択肢を提示してくれる
もの、くらいで捉えておけば悪影響はないかなと考えています。
それでは社団戦2日目第3局を振り返っていきます♪
【序盤】42玉型の序盤戦
【図1】☖42玉まで
※手前側が私です。
横歩取り後手番はできるようにしておいたほうがよい
33角戦法、33桂戦法、相横歩取り、45角戦法などなど…
横歩取り後手番は様々な選択肢がありますが、後手番の角換わりが劣勢の中なので、どれか
一つでもできるようにしておいたほうがよいです。
(非常におもろしいので全部覚えるのもありです!)
33角の場合は青野流対策と85飛戦法の時の対応を決めておくとよいでしょう
今回は42玉を採用しました。
【図2】 ☗46銀まで
ここで重要なことはなんでしょうか。
先手側の銀の出だしが早いのは、24の歩を狙っているのです。
例えば、悠長に進めると…
☖64歩→☗35銀→☖62金→☗33角成→☖同桂→☗24銀
これは後手失敗です。
なので図2では先手より速い攻めの手が求められているわけです。
ここでは☖86歩が最善です。
単純ですが、76の歩を狙っています。
横歩取り・相掛りの常とう手段なので覚えておきましょう。
【中盤】正確な受け
【図3】☖75歩まで
後手は右辺でポイントを重ねることができました。
一方左辺ががら空きです。
例えば☗56角と指してみましょう。(実戦は☗68銀)
正確に受けてみてください。
正解は☖34角!です。
平凡な☖25歩ですと…。桂が一方的に取られる展開になり後手失敗です。
☗24歩! → ☖同飛 → ☗35銀
【終盤】一気に攻める
【図5】☖27歩まで
数手しか進んでいませんが、すぐ終盤に突入するためこの局面にしました。
先手陣の急所はどこでしょうか。
正解は87の地点です。
☖27歩に☗同飛は☖54角で食い破られる。
実戦は☗同金ですが、同様に☖54角。
☗79銀と引いたため、先手陣の急所が変わりました。
先手陣の7筋が壁になったので、今度はB面攻撃が有効です。
図の通り角をぶった切って飛車をいじめに行き有利を拡大することができました。
後手は飛車の転換も見込めるため攻めが切れる心配はありません。
蛇足
42玉型を実践してみました。
次は33角を指してみたいな…と思ってます。
ではでは~
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