戦型:レグスぺ VS 居飛車穴熊
対局中の機転がうまくいきました♪
自身の対局から学ぶべきこと
非常につらいことですが、強くなるためには自分の対局を振り返らないといけません。
特に負けた対局は非常につらいです…。
時間が経つほどやりたくなくなるので、例えば大会では対局後に会場で棋譜アプリで記録
しておくことをお勧めします。
何事もそうですが、以下のサイクルを回していくことが重要です。
私が自身の対局を振り返るときに気にする点は二つです。
- 序盤の駒組
- その他、将棋ソフト解析で急激にマイナスになった手
前者に関しては、改善が難しいため、類似のプロの先生の実戦を漁ります。(マンパワーです)
後者に関しては、先生がいれば問題ないのですが、一人の場合はソフト頼りがよいかと。
※ソフトに関しては賛否両論あります。100%信頼というよりかは選択肢を提示してくれる
もの、くらいで捉えておけば悪影響はないかなと考えています。
それでは社団戦2日目第2局を振り返っていきます♪
【序盤】オーソドックスな形へ
※居飛車側が私です。
相手の土俵に乗らない
レグスぺやKK4(角交換四間飛車)が廃れた理由として居飛車側の鉄板対策が出てきたためです。
→角換わり腰掛銀29飛車型
ただ、レグスぺ、KK4があまり指されない時代で固さ負けする対策案を短い将棋で指すのは
リスキー
そしてレグスぺを指している方ならその対策は慣れているはず…となれば
わざわざ危険に足を突っ込むのは得策ではありません。(自信があれば大丈夫です)
前置きが長くなりましたが、図から私が採った策は☗66銀です。
☖32銀が動きづらく、活用するには☖41銀のルートか☖43銀のルートしかありません。
☖41銀のルートは角党が弱点となるため、指しづらい…
となると☖44銀→☖43銀となるわけなので、通常の 四間飛車穴熊 対 居飛車穴熊 になりました。
最善ではないと思いますが、”相手の狙いを外す”というのは実戦的に有効です。
【中盤】開戦
穴熊は多少の駒損もいとわない
図では☖同銀と取る一手です。
もちろん相手が歩の入手が難しいことを計算に入れて、です。
☗37桂と銀桂交換になりますが、穴熊の急所の桂との交換ならさほど気になりません。
自玉が固くて切れない攻めができるのであれば、穴熊は前進あるのみです。
【終盤】ミスが出る…
序盤の有利をそのまま維持することができ、寄せを考える段階まできました。
色々駒がぶつかっていますが、最善はどれでしょうか。
実戦で私は☖28金と取りました。これは普通の手です。よりよい決め手があります。
正解は ☖29金! です。
以下美しい手順で必死がかかります。
☖29金 ☗同玉 ☖37桂 ☗同銀 ☖同歩成 ☗28金 ☖57角成 ☗同飛 ☖38銀 ☗同歩 ☖39銀
また寄せの手筋マラソンが必要ですか…
まとめ
とりあえず序盤の構想がうまくハマりました。
再現性があるかどうかまた試してみたいと思います。
ではでは~
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